給湯省エネ事業補助金について｜エコキュート業者をお探しならエコワン倉敷店

給湯省エネ2024事業（高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金）は、
2023年に実施された「給湯省エネ事業」の後継として2024年度に実施されている補助金制度です。

• エコキュート

  エコキュートとは、ヒートポンプ技術を用いて空気中の熱を集め、お湯を作る高効率な電気給湯器です。
  夜間の電気料金が安い時間帯にお湯を作り、タンクに貯めておく仕組みによって、ガス給湯器に比べて光熱費を抑えることができ、環境に優しいとされています。

  また、エコキュートは、IHクッキングヒーターと組み合わせることで、オール電化の生活が可能になり、ガスを使わずに家庭内のエネルギーを電気で賄えるため、より環境に配慮した暮らしが実現できます。さらに、太陽光発電システムを導入している家庭との相性も良く、自家発電した電気で運用することで、さらにエネルギー効率が高まります。

• ハイブリッド給湯器

  ハイブリッド給湯器とは、ヒートポンプ技術とガス給湯器を組み合わせたものです。
  ヒートポンプ技術を使って空気中の熱を集め、お湯を作り、必要に応じてガス給湯器を作動させることで、大量のお湯が必要なときや、冬場など外気温が低くてヒートポンプの効率が下がる場面でも常に安定したお湯の供給が可能です。

  ハイブリッド給湯器は、特に太陽光発電システムとの相性が良いと言われています。
  また、ガスと電気の両方を使うことで、電力需要が集中する時間帯の使用を避けることができ、光熱費の削減や環境負荷の低減に貢献できるため、経済性、利便性、環境への配慮のバランスが取れた給湯システムとなっています。

• エネファーム

  エネファームとは、都市ガスやLPガスから取り出した水素と空気中の酸素が化学反応を起こすことで発電し、その際に発生する熱でお湯を沸かす仕組みです。
  エネルギーの無駄が少なく、効率的に電力とお湯を生み出すことが可能です。

  また、エネファームは発電所での電気供給に頼らず、電力の自給自足を促進させることができるため、電力会社から購入する電力を抑えることができます。
  それにより、家庭の光熱費を削減し、従来の発電方法と比べてCO2の排出量を削減することが可能です。停電時にも電力を供給できるため、災害などの非常時の備えとしても有効です。

• 補助金の対象者

  「給湯省エネ2024事業」の補助金対象者は、以下のような条件を満たす必要がある場合が多いです。

  • ① 新築住宅の所有者

    1年以内に建設され、居住実績がない住宅を所有する方

  • ② 既存住宅の所有者

    建築から1年以上経過した住宅、または過去に居住したことがある住宅を所有する方

  • ③ リフォームを行う住宅の所有者

    リフォームを実施する際に高効率の給湯機を購入・設置する住宅を所有する方

  • ④ 中古住宅を購入し高効率給湯器に交換する購入者

    中古住宅を購入し、その際に古い給湯機を高効率のものに交換することが条件の購入者

• 補助金額と上限額

  補助金額と上限額については以下の通りです。

  • ① 基本額

    給湯省エネ2024事業では、導入する高効率の給湯器に基づいて一定額の補助金を支給します。

    設置する給湯器	補助額（基本額）	補助上限
    ヒートポンプ給湯機 （エコキュート）	8万円／台	戸建住宅：いずれか2台まで 共同住宅等：いずれか1台まで
    電気ヒートポンプ・ガス瞬間式併用型 給湯機（ハイブリッド給湯機）	10万円／台	戸建住宅：いずれか2台まで 共同住宅等：いずれか1台まで
    家庭用燃料電池 （エネファーム）	18万円／台	戸建住宅：いずれか2台まで 共同住宅等：いずれか1台まで

    参考：給湯省エネ2024事業

  • ② 性能加算額

    基本額に加え、性能要件を満たしている場合には、さらに補助金が支給されます。

    設置する給湯器	加算要件	補助額（加算額）	補助上限
    ヒートポンプ給湯機 （エコキュート）	AB	2万円／台4万円／台	5万円／台5万円／台
    電気ヒートポンプ・ガス 瞬間式併用型給湯機 （ハイブリッド給湯機）	AB	3万円／台3万円／台	5万円／台5万円／台
    家庭用燃料電池 （エネファーム）	C	2万円／台	5万円／台

    参考：給湯省エネ2024事業

    【A・B・Cの要件は以下の通りです】

    • A…2025年度の目標基準値以上の性能
      2025年度の目標基準値（JIS C 9220 年間給湯保温効率または年間給湯効率）を満たす性能を有するもの
    • B…追加部品の設置が必要な高性能機種
      補助要件下限の機種と比べて、5％以上CO2排出量が少ないものとして、追加部品の設置が必要な高性能機種
    • C…2025年度の目標基準値以上の性能
      インターネットに接続可能で、気象情報と連動し、停電が予想される場合に稼働を停止しない機能を有するもの

  • ③ 撤去加算額

    高効率給湯器の設置に合わせて、以下の撤去工事を行う場合に追加で補助されます。

    工事の内容	補助額（加算額）	補助上限
    電気蓄熱暖房機の撤去	10万円／台	2台まで
    電気温水器の撤去	5万円／台	基本額で補助を受ける台数まで

    参考：給湯省エネ2024事業

    ただし、一般的な給湯器やエコキュートの撤去は補助の対象外となるため、注意が必要です。

• 補助金の還元方法

  補助金の還元方法には、主に以下の2つの選択肢があります。

  • ① 契約代金への充当

    補助金が事業者に支払われ、工事費用や購入費用に充当され、結果として、申請者の負担が軽減されます。

  • ② 現金での支払い

    補助金が申請者本人に直接支払われ、申請者は受け取った補助金を自由に利用することが可能です。

• 交付申請の受付期間

  給湯省エネ2024事業の交付申請は、以下の期間中に受け付けています。
  2024年3月29日から予算が上限に達するまで
  ※最終的には2024年12月31日まで受け付けられます。
  予算上限に達した場合、受付は終了しますので、早めの申請がおすすめです。