エラー対処法
2026.08.25三菱エコキュート エラーコード【H50】が表示された時の対処方法について
三菱エコキュートのリモコンに「H50」というエラーコードが表示されていませんか?
突然エラーが表示されると、
「お湯は使える?」
「エコキュートが故障したの?」
「自分でリセットできる?」
「修理が必要なの?」
と不安になる方も多いと思います。
三菱エコキュートの「H50」は、貯湯タンクユニットと暖房ユニット間の通信異常を示すエラーコードです。
特に、エコキュートと床暖房などの暖房設備を組み合わせて使用している場合に関係するエラーです。
この記事では、三菱エコキュートのエラーコード「H50」の意味や原因、対処方法、修理を依頼する際のポイントについて分かりやすく解説します。
三菱エコキュートの「H50」とは?
三菱エコキュートの「H50」は、
「貯湯タンクユニット・暖房ユニット間通信異常」
を意味するエラーコードです。
エコキュートの貯湯タンクユニットと、床暖房などに使用する暖房ユニットとの間で、正常に通信できていない状態を示します。
三菱電機の資料でも、H50は「貯湯タンクユニット・暖房ユニット間通信異常」とされています。
つまり、H50は単純に「お湯が少ない」「給水できていない」といったエラーではなく、エコキュートと暖房設備の通信・配線などを確認する必要があるエラーです。
H50が表示されるのはどんなエコキュート?
H50は、すべてのエコキュートで発生するエラーではありません。
主に、暖房機能に対応したエコキュートや、暖房ユニットを組み合わせて使用しているシステムで関係します。
例えば、
- 床暖房
- 温水暖房
- 暖房用ユニット
などをエコキュートと組み合わせている場合です。
そのため、一般的な給湯のみのエコキュートを使用していてH50が表示された場合は、機種やシステム構成を確認する必要があります。
H50の主な原因
H50が表示される原因としては、次のようなものが考えられます。
① 貯湯タンクユニットと暖房ユニットの通信不良
H50の基本的な原因は、貯湯タンクユニットと暖房ユニットの間で正常に通信できていないことです。
通信には電源兼用の通信ケーブルなどが使用されているため、ケーブルや接続状態に問題があるとエラーにつながる可能性があります。
三菱電機の施工資料では、H50について通信ケーブルの極性や接続、断線、コネクタなどを確認するよう案内されています。
② 通信ケーブルの接続不良
貯湯タンクユニットと暖房ユニットをつなぐケーブルが、
- 正しく接続されていない
- 接続が緩んでいる
- 断線している
- 接続先を間違えている
といった状態になっていると、通信できない可能性があります。
特に、設置直後や工事後にH50が表示された場合は、施工時の配線・接続状態を確認する必要があります。
③ 通信ケーブルの極性が合っていない
三菱電機の資料では、貯湯タンクユニットと暖房ユニット間の通信について、電源兼用通信3芯ケーブルの極性確認が確認項目として挙げられています。
極性が正しくない場合、正常に通信できない可能性があります。
ただし、この確認は機器の配線作業を伴うため、ユーザー自身で端子台や内部配線を触るのは避け、施工業者や専門業者に確認してもらいましょう。
④ コネクタが外れている
貯湯タンクユニットや暖房ユニット内部のコネクタが外れている場合も、通信異常の原因になる可能性があります。
三菱電機の資料でも、H50について貯湯タンクユニット側や暖房ユニット側のコネクタ抜けを確認するよう記載されています。
⑤ アース工事に問題がある
H50の確認項目には、アース工事が適切に行われているかも含まれています。
アースは安全面でも重要な設備です。
そのため、エラーが表示されたからといって自分でアース線を触るのではなく、専門業者に点検を依頼してください。
設置工事直後にH50が出た場合は要注意
エコキュートを新しく設置した直後や、暖房ユニットの工事後にH50が表示された場合は、施工状態を確認する必要があります。
三菱電機の暖房ユニット関連資料では、暖房ユニットの設置工事が完了していない場合にH50が表示されることがあるとされています。
そのため、
「新しくエコキュートを設置した」
「床暖房を新設した」
「暖房ユニットを交換した」
といった直後にH50が出た場合は、まず工事を担当した業者へ連絡しましょう。
H50が表示されたときの対処方法
では、実際にH50が表示された場合はどうすればよいのでしょうか?
基本的には、配線やコネクタなどの確認が必要になるため、専門業者による点検をおすすめします。
STEP1|リモコンのエラーコードを確認する
まず、リモコンに表示されているエラーが「H50」であることを確認します。
可能であれば、スマートフォンなどでリモコンの表示を撮影しておくと、業者に相談するときにも便利です。
STEP2|暖房設備を使用しているか確認する
次に、
- 床暖房
- 温水暖房
- 暖房ユニット
などをエコキュートと接続しているか確認しましょう。
H50は暖房ユニットとの通信異常なので、暖房設備を使用している場合は、エコキュートだけでなく暖房側も含めて点検する必要があります。
STEP3|最近工事をしていないか確認する
H50が表示される前に、
- エコキュートを交換した
- 暖房ユニットを交換した
- 床暖房を工事した
- 配線工事をした
- エコキュートを移設した
などの作業を行っていないか確認しましょう。
工事直後の場合は、施工業者に連絡するのが最もスムーズです。
STEP4|専門業者に点検を依頼する
H50では通信ケーブルの極性、配線、断線、コネクタ、アースなどを確認する必要があります。
これらはエコキュート本体や暖房ユニットの内部・端子部分を確認する作業になるため、一般ユーザーが無理に確認するのはおすすめできません。
施工を担当した販売店・据付工事店などに、
「三菱エコキュートのリモコンにH50が表示されている」
と伝えて、点検を依頼しましょう。
H50は自分でリセットできる?
エコキュートには、エラーの種類によって電源を切って再投入することで改善するケースがあります。
例えば、三菱電機の「H10(ヒートポンプユニットとの通信異常)」では、貯湯ユニットの電源レバーを「切」にして1分程度待ち、その後「入」にする方法が公式に案内されています。
一方、H50については、単純なリセットだけで原因が解消するとは限りません。
H50では、通信ケーブルやコネクタ、接続先、アースなどの確認が必要になります。
そのため、
「電源を入れ直してエラーが消えたから大丈夫」
と判断せず、再びH50が表示される場合は点検を依頼しましょう。
H50が出てもお湯は使える?
H50が表示された場合でも、エコキュートのシステム構成やエラーの状態によって、給湯機能への影響は異なります。
「お湯が出るから問題ない」とは限りません。
特に床暖房などの暖房設備を使用している場合は、暖房機能が正常に動作しない可能性があります。
エラーが表示された状態で長期間そのまま使用するのではなく、早めに原因を確認しましょう。
H50が出たらエコキュートを交換するべき?
H50が表示されたからといって、すぐにエコキュート本体を交換する必要があるとは限りません。
通信ケーブルの接続不良など、点検・修正で改善できる可能性もあります。
一方で、エコキュートを長年使用している場合は、修理と交換の両方を検討してもよいでしょう。
例えば、
- 設置から10年以上経過している
- H50以外のエラーも表示される
- 給湯の調子も悪い
- お湯が沸かないことがある
- 水漏れがある
- 修理費用が高くなっている
- 部品の供給が終了している
という場合は、交換したほうが長期的には安心できる場合があります。
H50の修理とエコキュート交換、どちらがいい?
判断するときは、次の3点を比較してみましょう。
使用年数
まだ使用年数が短いのであれば、まず修理・点検を検討します。
一方、10年以上使用している場合は、今後ほかの部品が故障する可能性も考えて、交換も含めて検討するとよいでしょう。
修理費用
H50の原因が単純な接続不良なのか、部品交換が必要なのかによって費用は変わります。
点検後に修理費用の見積もりを取って判断しましょう。
新しいエコキュートの省エネ性能
古いエコキュートを使用している場合、新しい機種に交換することで省エネ性能が向上する可能性があります。
本体価格だけでなく、今後の電気代や保証期間なども含めて比較するとよいでしょう。
H50とH10は何が違う?
三菱エコキュートには、似たような「通信異常」のエラーがあります。
代表的なのが「H10」です。
エラー内容H10貯湯タンクユニット・ヒートポンプユニット間通信異常H50貯湯タンクユニット・暖房ユニット間通信異常
つまり、
H10 → ヒートポンプユニットとの通信異常
H50 → 暖房ユニットとの通信異常
という違いがあります。
H10については、三菱電機公式でもヒートポンプユニットと貯湯ユニット間の通信が正常にできていない状態と説明されています。
エラーコードが似ているため、業者に相談するときは「通信エラーだった」とだけ伝えるのではなく、「H50」と正確に伝えることが重要です。
H50が表示されたときに確認しておきたいこと
業者へ点検を依頼するときは、次の情報を伝えるとスムーズです。
- エラーコード:H50
- エコキュートのメーカー:三菱電機
- エコキュートの型番
- 設置した時期
- 床暖房・暖房設備の有無
- 最近工事をしたか
- お湯が使えるか
- 床暖房が使えるか
- H50がいつから表示されているか
特に**「工事直後にH50が出たのか」「何年も使った後に突然出たのか」**は、原因を考えるうえで重要な情報になります。
三菱エコキュート「H50」のまとめ
三菱エコキュートのH50は、
「貯湯タンクユニット・暖房ユニット間通信異常」
を示すエラーコードです。
主な確認ポイントは、
- 貯湯タンクユニットと暖房ユニット間の通信
- 電源兼用通信3芯ケーブル
- ケーブルの極性
- 電源通信線の接続
- ケーブルの断線
- コネクタの抜け
- アース工事
などです。
特に、エコキュートや暖房ユニットの設置・交換直後にH50が表示された場合は、施工状態の確認が重要です。
H50は、エコキュート本体の故障だけが原因とは限りません。
そのため、自己判断で本体を交換するのではなく、まず専門業者に点検してもらい、原因と修理費用を確認しましょう。
H50のエラーでお困りなら
三菱エコキュートのリモコンに「H50」が表示されている場合は、まずエラーコードを控えて、販売店や据付工事店へ相談しましょう。
特に、
「エコキュートを設置したばかりなのにH50が出た」
「床暖房を工事した後からH50が出る」
「突然H50が表示され、暖房が使えなくなった」
という場合は、早めの点検がおすすめです。
また、エコキュートを10年以上使用している場合は、修理だけでなく新品への交換も含めて見積もりを比較してみましょう。
修理費用と新しいエコキュートの導入費用を比較することで、今後の維持費も含めてより納得できる選択ができます。
